歎異抄に学ぶ-刈谷市

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無人島に、1冊もっていくなら「歎異抄」

多くの著名人・知識人が『歎異抄』を称賛しています。

無人島に、1冊もっていくなら『歎異抄』だ

司馬遼太郎『週刊朝日』平成8年11月1日号 より

一切の書物を消失しても、『歎異抄』があれば我慢できる

西田幾多郎『歎異抄事典』より

この(歎異抄の)言葉そのものに出会うことができなかったとしたら、おそらく、日本人にとっては非常に大きな損失であったでしょう

斎藤孝『声に出して読みたい日本語 音読テキスト3歎異抄』より

日本人に「生きる力」と「心の癒やし」を与えてきた古典が『歎異抄』です。

多くの人に愛読されている理由も、そこにあります。

歎異抄の特徴

歎異抄の特徴には、以下のようなものがあります。

  • 鎌倉時代に書かれた古典(1300年ごろ)
  • 著者、不明(弟子の「唯円」とする説が有力)
  • 「日本三大美文」と言われる中の1冊
  • 親鸞聖人の言葉が書き残されたもの

中でも、親鸞聖人のお言葉は、非常に衝撃的なものがあり、多くの人が惹きつけられます。

衝撃的な言葉の数々

衝撃的なお言葉を、現代語にしていくつか紹介しましょう。

  • 善人よりも、悪人が浄土へ救われる
  • 念仏は、浄土に生まれるタネなのか、地獄行きの業なのか、まったく知るところではない
  • いずれの善行もできぬ親鸞は、地獄のほかに行き場がない
  • 親鸞は、亡き父母のために、一度の念仏も称えたことは無い
  • 親鸞には、弟子など1人もいない
  • 火宅のような不安な世界は、そらごと、たわごとばかりで、まことはひとつもない

上は一部にすぎません。

正しく、わかりやすく

『歎異抄』の言葉ですが、そのまま受け取ってしまうと、親鸞聖人の真意が誤解されてしまいます。

今回の講座では、アニメ映画を通して親鸞聖人のご生涯や時代背景を学びます。

そして、親鸞聖人が直接、筆をもって書かれた文章に基づき、歎異抄の衝撃的な言葉を、正しく・やさしく解説をする講座です。

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司馬遼太郎が『歎異抄』を手にしたキッカケ

司馬遼太郎が『歎異抄』を手にしたキッカケは、死を意識したことだったそうです。

法然上人のお弟子さんが親鸞聖人ですが、さらにそのお弟子の唯円という方にお話しされたのが、『歎異抄』ですね。
大変な名文でして、私は若いころからこの本を愛好しています。

私は学生の半ばで戦争に取られまして、いきなり死について考える事態に立ち至りました。

生きて帰れることはないと思いましたし、しかし、平素、死ぬということを考えたこともなかったのです。
いろいろなことを考え、読みもしました。そして『歎異抄』も読んでみました。」

『司馬遼太郎全講演』1、朝日文庫、2003年

突然の不安に、あなたはどう向き合う?

災害や事故、病気やケガなどで、それまでの生活が一変することがあります。

これは昔も今も変わらず、生きている限り避けられないことです。

私たちは、不安にどう向き合えばよいのでしょう?

不安の絶えない人生を、なぜ生きるのか?

古今の名著『歎異抄』には、親鸞聖人の言葉で、その答えが示されています。

あなたも学んでみませんか?

こんな思いへの「答え」が見つかる講座です。

  • 仕事や家事に追われるだけの毎日、これでいいの?
  • どんな楽しいことも終わってみると空しい
  • 自分の心を本当にわかってくれる人がいない
  • 悔いのない人生って、どんな人生だろう?
  • 生まれてよかったと思える本当の幸福を知りたい

仏教を知ると人生は明るくガラリと変わります。

開催のご案内

開催スケジュール

こちらの日程で開催しています。

刈谷市 北部生涯学習センター「かきつばた」

日時
1月30日(火) 10:00~11:30
1月30日(火) 13:00~14:30
2月8日(木) 10:00~11:30
2月8日(木) 13:00~14:30
2月13日(火) 10:00~11:30
2月13日(火) 13:00~14:30
2月27日(火) 10:00~11:30
2月27日(火) 13:00~14:30

会場

講座をおこなっている会場です。

会場案内

刈谷市 北部生涯学習センター「かきつばた」

所在地

〒448-0001 刈谷市井ケ谷町松ケ崎6番地26

0566-36-0112

アクセス

名鉄バス(名鉄知立駅発)

 日進駅・イオン三好方面 「洲原公園口」バス停下車


公共施設連絡バス「かりまる」 

 東境線「洲原温水プール」バス停下車

講師紹介

お話をしていただいている講師の先生です。

浄土真宗学院 上席講師

寺島 治子 先生

北陸の小京都、福井県大野市出身。
青春時代は、ソフトボールに、水泳。
オペラに合唱等。種々なことに興味を持ち活動する。
そのうち本当に自分が求めているものは何だろうと思うようになり、本気になれるものが無いことに気がつく。
親しい友人の急逝をきっかけに生きる意味を問い、23歳で仏教講師の道を選ぶ。
北海道から九州、海外はブラジルでの講演経験もある。

スタッフ

中川博志

昭和62年生まれ。神奈川県横須賀市出身。
学生時代はバスケットボールに打ち込みました。けがによりリハビリをする中、生きる意味を模索しているとき、友人の誘いで仏教に出逢いました。卒業後は茨城県にて理学療法士として従事していましたが、現在は仏教をお伝えするスタッフをしています。

参加された方の声

心にしみこんでくるお話(40代・男性)

大変分かりやすく、余計な説明もなく、「スー!」と頭に入り、心にしみこんでくるお話でした。なにかと仏教の話は難しいものが多いですが、今回はあっという間に時間が過ぎてしまいました。また参加します。(40代男性)

もっと早く会いたかった(50代・女性)

自分の考え方、生き方に不安な毎日を過ごしておりました。お話を聞いて安堵の旋律に全身が包まれました。もっと早くに出会いたかったです。 (50代女性)

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